毕业论文-『枕草子』における清少納言の季節観,共39页,23265字
摘 要
本论文以《枕草子》的第一段〈春天的拂晓最美〉为中心,研究了作者清少纳言所具有的独特的季节观。并以《唐诗三百首》为中心,举出中国古典诗歌里的例子,将《枕草子》中清少纳言的季节观以及中国古典诗歌里的季节观进行了对照和比较。本论文中,进行了量的比较和质的比较。通过对《枕草子》第一段〈春天的拂晓最美〉和当时的美学意识《古今和歌集》以及和中国古典诗歌的比较,找出了清少纳言独特的季节观。在论文的开头部分,通过对〈春天的拂晓最美〉的一段进行的文字和单词数的统计结果来看,可以得知在此段中清少纳言不同于当时的美学意识,比起〈春夏〉更注重与〈秋冬〉的描写。这和当时的美学意识的规范《古今和歌集》不同,也和中国古典诗歌中偏重于春秋的描写方式不同,是一种独特的季节观。在〈春天的拂晓最美〉中,且不说描写了〈光〉和〈黑夜〉的对称,关于〈をかし〉和〈わろし〉的对照比较也一目了然。也就是说,在〈春·夏·秋·冬〉各个季节里作者敏锐的时间意识,有趣的风物,独特的看法,与作者对于〈春·夏·秋〉和〈冬〉的不同心情和情绪一起,构成了清少纳言独特的季节观。
关键词:枕草子,清少纳言,季节观,时间意识,中国古典诗歌
要 旨
本論文は『枕草子』の初段「春は曙」を中心に、作者清少納言の独特な季節観を研究するものである。また、『唐詩三百首』を中心に中国古典詩歌を取り上げながら、『枕草子』における清少納言の季節観と中国古典詩歌における季節観とを対照してみた。本論文では、量的比較と質的比較を行った。「春は曙」の初段と、当時の美意識となっている『古今和歌集』と、中国古典詩との比較を通し、清少納言の独特な季節観を見出した。本論文の最初に、「春は曙」の初段の文字と単語数の統計を行った結果から、清少納言が『枕草子』の初段「春は曙」では、当時の美意識と多少違い、「春夏」より「秋冬」のほうに注目していたと考えられる。これは当時の美意識となっている『古今和歌集』の美意識とは違い、中国古典詩における春秋の偏重とも違い、独特な季節観が見出されている。そして、「春は曙」の初段では、「光り」と「闇」との対称はとにかく、「をかし」と「わろし」との対照は一目瞭然である。つまり「春?夏?秋?冬」それぞれの季節における鋭い時間意識、趣のある風物、独特な見方と、「春?夏?秋」と「冬」に対する違う心情や情緒と共に、清少納言の独特な季節観を形成した。
キーワード:枕草子 清少納言 季節観 時間意識 中国古典詩歌
目 次
はじめに……1
「春は曙」の初段と『古今和歌集』との比較3
中国古典詩歌『唐詩三百首』6
「春は曙」の初段と『唐詩三百首』との比較11
4.1 春について…11
4.2 夏について…17
4.3 秋について…21
4.4 冬について…25
終わりに……29
謝辞………32
参考文献…33